サービスについて
SERVICE
治療・症例に関すること
犬猫のフィラリア症
フィラリア症って?
フィラリアとは心臓に寄生するそうめん状の寄生虫のことです。
成虫の長さは12~35cmにも達します。雄雌があって子虫(ミクロフィラリア)を産みます。
茅ヶ崎、寒川地区にも実際に存在する感染症です。
フィラリア症とは
フィラリア症は、「犬糸状虫症(いぬしじょうちゅうしょう)」とも呼ばれ、蚊が媒介するフィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が心臓に寄生し、死に至らしめる恐ろしい寄生虫感染症のひとつです。
ここ茅ヶ崎、寒川地域においても実際に存在し、当院においても毎年複数例来院されています。
フィラリアの予防
現在、予防薬によるフィラリア予防が確立されています。
さまざまな種類の予防薬があり(錠剤・ジャーキータイプ・スポットタイプ等・注射)、月に一度投薬するタイプが主流となっています。
ノミダニやお腹の寄生虫予防も同時に行えるジャーキータイプのお薬を選択される飼主さんが増えています。
注射タイプはフィラリア予防のみで、年一回、5月に接種します(予約制)。
フィラリア症の予防薬は、蚊に刺されて犬の体内に入ったフィラリアの幼虫が心臓に寄生してしまう前に駆除するお薬で、投薬前1ヶ月間に感染した幼虫を駆除するものです。
つまり「感染」→「駆虫」→「感染」→「駆虫」という作業を一ヶ月毎に繰り返し行うわけです。
このため、予防薬は蚊が発生し始めた月より1ヶ月遅れて投薬を始め、蚊が発生しなくなった月の少なくとも1ヶ月後まで続ける必要があり、一般的には5~12月にかけて継続的に投薬することが効果的です。
茅ヶ崎寒川地域でも、投薬を11月で終了したために感染してしまったケースが見られています。
フィラリアの検査(血液検査)
当院では、投薬前に血液検査(フィラリアが感染しているか確認します)を行っています。
これは、フィラリアが寄生した状態で投薬すると、駆除された虫が心臓に詰まるなど、ショック死を引き起こす恐れがあるためです。
また、いずれのタイプのお薬も製薬会社から要検査を依頼されています。
~フィラリア症は予防できる病気です。
大切なペットのため、月1回の投薬を継続しましょう~
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どうやって感染するの?
予防はいつから?
各地域、各家庭環境、その年の気温によっても異なりますが、ここ数年は気温の上昇傾向があることから早期に蚊が出現するものと推測されます。
確実にフィラリア症を予防するためには5月(4月)~12月にかけて投薬することが安心です。
しかしながら11月、12月は投与を忘れやすく、フィラリアに感染するリスクが高いので確実に12月まで投薬してください。
フィラリア予防薬について
当院では薬事法で承認されているフィラリア予防薬を使用しています。お薬は内服薬のほか滴下式(スポットオンタイプ)、注射薬(年1回)などがあります。
フィラリアを予防すると同時に腹腔内寄生虫も駆除するタイプもございますので、その子に合ったお薬を選択することが出来ます。
料金は体重やお薬の種類により異なります。
内服が苦手なネコちゃんには滴下式もあります。