湘南 茅ヶ崎鶴嶺通りにある動物病院のつるみね通り動物病院。

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サービスについて

SERVICE

治療・症例に関すること

診療報告 【内科疾患ほか】

ホルネル症候群(G・レトリーバー、縮瞳、眼瞼下垂))(ワンちゃん)
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眼の異常で来院されるケースが多いですが、副交感神経の疾患から眼瞼下垂、縮瞳、瞬膜突出などの異常がみられます。
治療法は原因の除去もしくは点眼にて回復が得られます。
脳腫瘍からくる二次疾患として認められる場合がありますので、精査は必要です。

アレルギー性皮膚炎(ワンちゃん)

人と同じように動物にもアレルギー性皮膚炎があります。
動物の皮膚病の30%以上はアレルギーによるものと言われています。
その中でも難治性のものについては、一定期間の投薬、シャンプー、サプリメント等が必要になります。
最近ではアレルギー検査を行うことにより、このような難治性皮膚炎の原因を追求する事が出来ます。

子宮粘液症(ネコちゃん)
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中高齢を迎えた猫ちゃんに比較的多くみられる病気です。
子宮内の粘液の貯留から多臓器の圧迫を起こします。
膣からの感染から子宮内膜炎、子宮蓄膿症の原因にもなります。
腹部の舐性皮膚炎もサインのひとつです。

写真左:腹部レントゲン写真です。
写真右:摘出手術です。

膿皮症(ワンちゃん)

環境、気候、ストレス、アレルギー、細菌、真菌など皮膚に異常をきたす要因は多々あります。
この子は甲状腺ホルモンの低下から皮膚バリアが異常をきたし、細菌の二次感染から皮膚病変が生じました。
抗生剤等の内服、シャンプー療法を行いました。

膀胱炎(ネコちゃん)
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猫ちゃんに比較的多い病気です。
特に去勢した雄猫ちゃんや肥満傾向の猫ちゃんに多く、尿の特異的な性質から結晶が生じ、尿道に結石が詰まったり、炎症を併発したりします。

また細菌感染から、より重度になりやすくなります。頻尿、血尿、陰部をよく舐めるような場合は、本疾患が疑われます。
排尿を認めない場合は、早めに動物病院を受診してください。排尿機会が減る冬場は特に注意が必要です。

写真左:尿道に結石が詰まっています。
写真右:ストロバイト結晶です。

シーズーの角膜潰瘍(ワンちゃん)
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接触事故(物や睫毛など)による外傷もしくは遺伝的素因から角膜に炎症が来たし、角膜の一部が欠損もしくは壊死した状態を角膜潰瘍といいます。
早期のうちに適切な治療を行うことが必要で、症状によっては手術も行います。
最近では血清点眼やコンタクトレンズの装着などが効果的とされています。

甲状腺機能低下症(ワンちゃん)

甲状腺から分泌されるホルモン(サイロキシン、トリヨードサイロニン)の不足により引き起こされる疾患です。
目に見える症状として皮膚の希薄、脱毛、色素沈着があげられます。また元気食欲に低下、運動不耐性、無気力、血液検査において高脂血漿が診られた場合は、この疾患を疑います。
確定診断は甲状腺ホルモンを測定します。
根気強い投薬治療が必要になります。

巨大食道症(ワンちゃん)
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巨大食道症は犬や猫にも生じる疾患で、食後の慢性的な未消化物の嘔吐(突出)を認めます。
この病気は食後スムーズに胃に食事が通過せず、食道内に多種の原因で生じますが、特発性であることが多く、まれに重症筋無力症や甲状腺疾患などの続発性に起こることも知られています。

写真左:食道内におけるバリウムの停滞。
写真右:食道内におけるバリウムの停滞。

乳び胸(ネコちゃん)

胸水症は猫ちゃんに比較的多い病気で、胸腔内に液体が貯留し肺の動きが抑制される疾患です。
心疾患、呼吸器疾患、腫瘍や感染症といったものから原因不明の特発性のものまであります。
この仔は白濁貯留液で鑑別検査から特発性乳び胸と診断されました。
胸腔内へチューブを設置し治療に努めました。

膿胸(ネコちゃん)

呼吸困難を主訴に来院した猫ちゃんです。精密検査から胸水症であることがわかりました。
猫ちゃんには比較的多い病気で、胸腔内に液体が貯留し肺の動きが抑制される疾患です。
心疾患、呼吸器疾患、腫瘍や感染症といったものから原因不明の特発性のものまであります。
この仔は 茶褐色の濁った液体で鑑別検査から膿胸と診断されました。

歯石(根尖膿瘍)(ワンちゃん)

根尖性歯肉炎は中高齢を迎えた長頭種犬によく見られる疾患です。
歯石の沈着による慢性的な歯肉炎により、細菌が歯髄に侵入し化膿。皮膚や骨が溶けて眼下に穴が開いた状態に陥ります。
中高齢を迎えたワンちゃんネコちゃんは口腔内を観察し、早期のうちに歯石の除去を行いましょう。

便秘症(巨大結腸症)(ネコちゃん)
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猫ちゃんの便秘は比較的多く認められます。
検査をすると結腸に異常が認められることがしばしばあります。
巨大結腸症はその中でも比較的多く認められている病気で、その発生は骨盤骨折によるものや、遺伝的なものから様々です。

前立腺肥大(ワンちゃん)

犬の前立腺肥大は比較的多い泌尿器疾患です。
血尿、血便、頻尿といった排便排尿時に異常をきたして初めて発見される事が多いです。
前立腺の肥大には老齢性による変化や腫瘍性によるもの。細菌性によるものとがあります。
完全に排尿が出来なくなると全身状態の悪化から生命に危険が及ぶ事もあります。
この子は検査の結果、前立腺膿瘍でした。

尿失禁(異所性尿管)(ワンちゃん)
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尿失禁を主訴に来院されたワンちゃんです。
幼犬の頃から尿漏れが続き、膀胱炎として抗生剤の治療を受けていましたが改善せず精査として来院されました。
尿路造影検査から左の尿管が膣付近の尿道に開口し、異所性尿管と診断されました。
この病気は先天性疾患で他に膀胱や尿道の機能不全が併発されていることが多く、手術後完治されないことも多くあります。
内科的にはα-アドレナリン作動薬(エフェドリン)を使用しますが反応しにくいとされています。
雌犬に多く、ハスキーやプードルは好発犬種です。


写真左:造影前です(画質が悪くてすみません・・・)。
写真右:造影後です。左の尿管が膣付近に開口しています。

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