診療報告 【内科疾患ほか】治療・症例に関すること

ホルネル症候群(G・レトリーバー、縮瞳、眼瞼下垂))(ワンちゃん)

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眼の異常で来院されるケースが多いですが、副交感神経の疾患から眼瞼下垂、縮瞳、瞬膜突出などの異常がみられます。
治療法は原因の除去もしくは点眼にて回復が得られます。
脳腫瘍からくる二次疾患として認められる場合がありますので、精査は必要です。

アレルギー性皮膚炎(ワンちゃん)

子宮粘液症(ネコちゃん)

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中高齢を迎えた猫ちゃんに比較的多くみられる病気です。
子宮内の粘液の貯留から多臓器の圧迫を起こします。
膣からの感染から子宮内膜炎、子宮蓄膿症の原因にもなります。
腹部の舐性皮膚炎もサインのひとつです。

写真左:腹部レントゲン写真です。
写真右:摘出手術です。

膿皮症(ワンちゃん)

膀胱炎(ネコちゃん)

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猫ちゃんに比較的多い病気です。
特に去勢した雄猫ちゃんや肥満傾向の猫ちゃんに多く、尿の特異的な性質から結晶が生じ、尿道に結石が詰まったり、炎症を併発したりします。

また細菌感染から、より重度になりやすくなります。頻尿、血尿、陰部をよく舐めるような場合は、本疾患が疑われます。
排尿を認めない場合は、早めに動物病院を受診してください。排尿機会が減る冬場は特に注意が必要です。

写真左:尿道に結石が詰まっています。
写真右:ストロバイト結晶です。

シーズーの角膜潰瘍(ワンちゃん)

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接触事故(物や睫毛など)による外傷もしくは遺伝的素因から角膜に炎症が来たし、角膜の一部が欠損もしくは壊死した状態を角膜潰瘍といいます。
早期のうちに適切な治療を行うことが必要で、症状によっては手術も行います。
最近では血清点眼やコンタクトレンズの装着などが効果的とされています。

甲状腺機能低下症(ワンちゃん)

巨大食道症(ワンちゃん)

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巨大食道症は犬や猫にも生じる疾患で、食後の慢性的な未消化物の嘔吐(突出)を認めます。
この病気は食後スムーズに胃に食事が通過せず、食道内に多種の原因で生じますが、特発性であることが多く、まれに重症筋無力症や甲状腺疾患などの続発性に起こることも知られています。

写真左:食道内におけるバリウムの停滞。
写真右:食道内におけるバリウムの停滞。

乳び胸(ネコちゃん)

膿胸(ネコちゃん)

歯石(根尖膿瘍)(ワンちゃん)

便秘症(巨大結腸症)(ネコちゃん)

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猫ちゃんの便秘は比較的多く認められます。
検査をすると結腸に異常が認められることがしばしばあります。
巨大結腸症はその中でも比較的多く認められている病気で、その発生は骨盤骨折によるものや、遺伝的なものから様々です。

前立腺肥大(ワンちゃん)

犬の前立腺肥大は比較的多い泌尿器疾患です。
血尿、血便、頻尿といった排便排尿時に異常をきたして初めて発見される事が多いです。
前立腺の肥大には老齢性による変化や腫瘍性によるもの。細菌性によるものとがあります。
完全に排尿が出来なくなると全身状態の悪化から生命に危険が及ぶ事もあります。
この子は検査の結果、前立腺膿瘍でした。

写真左:腹部レントゲン検査から前立腺の腫大を認めます。
写真右:病理組織検査から前立腺膿瘍と診断されました。

尿失禁(異所性尿管)(ワンちゃん)

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尿失禁を主訴に来院されたワンちゃんです。
幼犬の頃から尿漏れが続き、膀胱炎として抗生剤の治療を受けていましたが改善せず精査として来院されました。
尿路造影検査から左の尿管が膣付近の尿道に開口し、異所性尿管と診断されました。
この病気は先天性疾患で他に膀胱や尿道の機能不全が併発されていることが多く、手術後完治されないことも多くあります。
内科的にはα-アドレナリン作動薬(エフェドリン)を使用しますが反応しにくいとされています。
雌犬に多く、ハスキーやプードルは好発犬種です。


写真左:造影前です(画質が悪くてすみません・・・)。
写真右:造影後です。左の尿管が膣付近に開口しています。
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